デイサービスと訪問介護、どちらを選ぶ?|費用・違い・見学チェックリスト【2026年版】

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あんず
あんず

母の要介護認定が下りたんだけど、ケアマネさんに「デイサービスと訪問介護、どちらにしますか」と聞かれて固まっちゃった……。何をどう選べばいいの?

ふく
ふく

迷って当然だよ。ポイントは「親を外に出したいか、家で支えたいか」。この軸で考えると、驚くほどスッキリするよ。

要介護認定が下りたあと、多くの家族が最初にぶつかるのが「デイサービス(通所介護)と訪問介護(ホームヘルプ)、どちらを選ぶか」という問題です。

結論から言えば、両方を組み合わせるのが一般的です。ただし、どちらを軸にするかは親の状態と家族の状況で変わります。この記事では、費用・向き不向き・見学時のチェックポイントを整理します。

デイサービスと訪問介護の違い

デイサービス(通所介護) 訪問介護(ホームヘルプ)
場所 施設に通う 自宅に来てもらう
内容 入浴・食事・レクリエーション・機能訓練 身体介護(入浴・排泄・食事介助)/生活援助(掃除・調理・買い物)
自己負担(1割) 1回あたり約1,000〜2,000円(食費等の実費込み) 身体介護20〜30分で約250円〜、30分〜1時間で約400円〜
家族の負担 日中まとまった時間が空く(レスパイト効果大) 家にいる時間の負担は減るが、日中は在宅
向いている人 外出できる/人と関わるのが好き/家族の休息が必要 外出が難しい/自宅で過ごしたい/人混みが苦手

費用の目安(2026年時点・自己負担1割の場合)

サービス 1回あたりの自己負担 備考
デイサービス(1回) 約1,000〜2,000円 介護保険適用分+食費・おむつ代など実費
訪問介護 身体介護(20〜30分) 約250円〜 入浴・排泄・食事の介助など
訪問介護 身体介護(30分〜1時間) 約400円〜 時間に応じた従量課金
訪問介護 生活援助 事業所・時間による 掃除・調理・買い物など

重要なのは、介護保険が適用されるのはサービス利用料だけということです。デイサービスの食費、おむつ代、レクリエーションの材料費などは全額自己負担になります。「保険が効くから安い」と思い込まず、実費まで含めた月額で見積もってください。

ふく
ふく

「1回1,500円だから月に何回で…」と計算するとき、食費やおむつ代を忘れがち。見積もりは必ず「実費込みの月額」で聞くこと!

費用を軽減できる制度

チェックポイント

  • 高額介護サービス費:1か月の自己負担額が上限を超えた分は払い戻される(所得により上限が異なる)
  • 社会福祉法人による軽減制度:生計が困難な人は、社会福祉法人が運営する事業所の利用料・食費が25%軽減されることがある
  • 自治体独自の助成:おむつ代の助成、送迎費の補助などを行う市区町村もある
  • いずれも申請しないと適用されない。ケアマネジャーか地域包括支援センターに必ず確認する

デイサービスの見学で必ず見るべき7つのポイント

チェックポイント

  • 利用者の表情:楽しそうか、退屈そうか。ここが最も雄弁な情報
  • 職員の声かけ:命令口調でないか、名前で呼んでいるか、笑顔があるか
  • 入浴設備:個浴か大浴場か。親が人前での入浴を嫌がるなら個浴対応が必須
  • におい:不快なにおいがしないか(清掃と排泄ケアの質が現れる)
  • 送迎の範囲と時間:自宅から何分か、朝の集合が早すぎないか
  • レクリエーションの内容:親の性格に合うか(幼稚だと感じる人も多い)
  • 食事:試食できるなら必ずする。刻み食・とろみ食に対応できるか

とくに見落とされがちなのが「親の性格に合うか」です。人と話すのが好きな親なら賑やかな施設が合いますが、静かに過ごしたい親に大人数のレクリエーションは苦痛でしかありません。「行きたくない」と言い出す最大の原因はここです。

訪問介護でよくある誤解

注意点

  • 家族の分の家事はできない:ヘルパーができるのは本人のための家事のみ。家族の食事作りや家族の部屋の掃除は不可
  • 大掃除・草むしり・ペットの世話はできない:日常生活の援助の範囲を超えるため
  • 医療行為はできない:原則として服薬管理の一部を除き、注射・床ずれ処置などは訪問看護の領域
  • 同居家族がいると生活援助が使えないことがある:自治体・事業所により判断が分かれる(要確認)

「頼めばなんでもやってくれる」と思っていると、必ずトラブルになります。できること・できないことを最初にケアマネジャーと確認しておいてください。

事業所選びの実務的な進め方

チェックポイント

  • まず地域包括支援センターに相談する(無料・すべての入口)
  • ケアマネジャーに複数の候補を出してもらう(1つだけ提示されたら、他も聞く)
  • 介護サービス情報公表システム(厚労省)で客観的なデータを比較する
  • 必ず2〜3か所を見学する(比較しないと良し悪しが分からない)
  • 可能なら親本人を連れて行き、体験利用をする
  • 契約前に「実費込みの月額見積もり」を書面でもらう

「どのサービスが合うか分からない」——そんなときの最初の相談先は「地域包括支援センター」です。お住まいの市区町村に必ずあり、相談は無料。要介護認定の申請から、ケアマネジャーの紹介、事業所選びまで、すべての入口になります。まずはここに電話するところから始めてください。

親が「行きたくない」と言ったときの対応

デイサービスで最も多い悩みが、これです。原因は大きく3つあります。

理由 よくある本音 対応
プライドが傷つく 「年寄り扱いされたくない」 「リハビリに行く」「体操教室」と言い換える
人間関係が合わない 「話が合わない」「一人が好き」 少人数制・機能訓練特化型の施設に変える
レクが幼稚に感じる 「子ども扱いされている」 趣味・作業型のデイ(陶芸・園芸・囲碁など)を探す
入浴を人前でしたくない 言い出せずに黙っている 個浴対応の施設を選ぶ

ポイントは、「行きたくない」を我慢の問題にしないことです。施設が合っていないだけのことが非常に多く、事業所を変えたら喜んで通うようになった、というケースは珍しくありません。ケアマネジャーに遠慮せず、変更を相談してください。

あんず
あんず

デイサービスが合わないのは、本人の問題じゃなくて「施設が合っていないだけ」かもしれないんだね。

ふく
ふく

その通り。事業所はいつでも変えていいんだよ。合わないまま我慢させるほうが、よっぽど良くない。

まとめ

デイサービスと訪問介護は、対立するものではなく組み合わせて使うものです。外に出せるならデイ(家族の休息にもなる)、外出が難しいなら訪問介護を軸に。

費用は自己負担1割ならデイが1回1,000〜2,000円、訪問介護は20〜30分の身体介護で約250円〜。ただし食費・おむつ代は保険外なので、必ず実費込みの月額で見積もってください。

そして最初の一歩は、地域包括支援センターに電話すること。ここがすべての入口です。

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この記事を書いた人|親あんしんナビ編集部(運営: Miyabi)
日本在住の運営者Miyabiと編集部が、公的機関・メーカー公式情報・各ECサイトのレビュー・専門メディアの公開情報を調査して執筆しています。介護・医療・法律の専門的助言ではありません。 コンテンツ制作ポリシー

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