高齢の親の冬のかゆみ・乾燥肌対策|保湿剤おすすめ5選と入浴・衣類のコツ【2026年版】

高齢の親の冬のかゆみ・乾燥肌対策|保湿剤おすすめ5選と入浴・衣類のコツ【2026年版】
📅 2026年10月更新:本記事の内容は2026年10月時点で見直しています。価格・在庫・サービス内容は変わることがあるため、最新情報はリンク先でご確認ください。
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あんず
あんず

ふくさん、寒くなってから、父が「すねがかゆい」とよく掻いているんです。見ると、白い粉をふいたようにカサカサしていて……。

ふく
ふく

ホー、冬に多い悩みだね。年齢とともに皮膚の脂や水分が減って、乾燥しやすくなるんだ。すねや背中に出やすいと言われているよ。

あんず
あんず

ドラッグストアに行ったら保湿剤がたくさんあって、どれを買えばいいのか分かりませんでした。お薬のものもありますよね。

ふく
ふく

それなら、まず公的な情報で乾燥肌の基本とお風呂の入り方を確かめよう。そのあと、医薬品・医薬部外品・スキンケア品の違いと、5つの保湿剤を見ていくよ。

冬になると、高齢の親がすねや背中をポリポリ掻いている、肌が白く粉をふいたようになっている、ということがあります。本人は「年だから」「冬はいつもこう」と気にしていなくても、掻くことで肌が傷つき、湿疹につながることもあります。

健康長寿ネット(長寿科学振興財団)は、年齢とともに皮脂や汗が減って皮膚が乾燥した状態を「老人性乾皮症」と説明し、空気が乾燥する冬に多いとしています。治療の原則は保湿剤で、あわせてお風呂の入り方も大切だとしています。

この記事では、健康長寿ネット、日本皮膚科学会の皮膚科Q&A、日本医師会、新潟県労働衛生医学協会の情報をもとに、冬のかゆみの原因、入浴・保湿・湿度・肌着のコツ、皮膚科に相談したい目安をまとめます。そのうえで、メーカーの公式ページや添付文書で区分・成分・注意を確かめた保湿剤5つを紹介します。

※価格は2026年11月6日時点で、価格.comの検索結果に表示されていた最安値(「〜」つきの下限価格・税込)などです。送料やショップによって支払う金額は変わり、在庫や価格も日々変わります。購入前に各ページで確かめてください。医薬品は、添付文書(説明書)をよく読んで、用法・用量を守って使ってください。

📌 この記事の結論

  • 高齢の人の冬のかゆみで多いのは老人性乾皮症(皮脂欠乏症)。すね(下腿)と背中に出やすく、空気が乾燥する冬に多い(健康長寿ネット)
  • お風呂は熱すぎるお湯・長風呂を避け、ナイロンタオルでゴシゴシ洗わない。お湯は38〜41℃くらいのややぬるめが目安(新潟県労働衛生医学協会)
  • 保湿剤は入浴後、皮膚が少し湿っているうちに塗る(健康長寿ネット)。部屋の湿度は40〜60%が目安
  • 肌着はウールなどチクチクするものを避け、木綿やガーゼなど刺激の少ないものを(日本医師会)
  • 湿疹になった、かゆみが続く、市販薬で良くならないときは皮膚科へ。内臓の病気や薬がかゆみの原因のことも(日本皮膚科学会)
  • 迷ったら、乾皮症に使える医薬品のヒルマイルドクリーム(第2類医薬品)、毎日たっぷり使う保湿ならキュレル(医薬部外品)

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高齢の親の冬のかゆみ|「老人性乾皮症」とは

まずは、なぜ高齢になると冬にかゆくなりやすいのかを、公的な医療情報で確かめておきましょう。

皮脂や汗が減って、皮膚が乾燥した状態(健康長寿ネット)

健康長寿ネットの「老人性乾皮症」の解説では、加齢に伴い皮脂や汗の分泌が減り、角層の水分を保つ働きが低下して皮膚が乾燥した状態とされています。「皮脂欠乏症」とも呼ばれます。

  • 皮膚に浅い亀裂や、白いふけのような鱗屑(りんせつ)ができ、かゆみをともなう
  • 出る場所は、ほとんどが下腿(すね)と背部
  • 空気が乾燥する冬に多い

日本医師会の資料「冬場は予防が大切 -高齢者の皮膚のかゆみ-」でも、年齢とともに誰でも皮膚が乾燥しやすくなり、冬の低い湿度がさらに乾燥させてかゆみを招くと説明されています。かゆみはすねや太もも、腕から背中にかけて広がり、乾燥が進むと皮膚が網目状にひび割れることもあるとしています。

掻くと湿疹に|「皮脂欠乏性湿疹」

健康長寿ネットは、乾燥した皮膚は外からの刺激で湿疹になりやすく、これを「皮脂欠乏性湿疹」と呼ぶと説明しています。日本医師会の資料も、「かゆいから」と掻くと悪化し、湿疹を起こすことが少なくないと注意しています。

つまり、乾燥 → かゆい → 掻く → 皮膚が傷つく → さらにかゆい、という悪い流れになりやすいのです。冬の乾燥肌は、早めに保湿して、掻かずにすむようにすることが大切です。

皮膚に何もないのにかゆい|原因が乾燥だけとは限らない

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、皮膚を見ても何もできていないのにかゆみを感じる病気を「皮膚そう痒症」と説明しています。原因として、肌の乾燥のほかに「腎臓、肝臓・胆道、糖尿病やホルモン異常、血液や内臓の悪性腫瘍」があげられ、飲んでいる薬が原因のこともあるとされています。

健康長寿ネットの「掻痒症」の解説でも、肝臓や腎臓の病気、透析にともなうかゆみがあげられています。日本医師会の資料も、高齢者のかゆみは乾燥だけが原因とは限らないとしています。保湿をしてもかゆみが続くときは、自己判断で済ませず受診しましょう(目安は後の章で紹介します)。

あんず
あんず

乾燥だけじゃなくて、病気や薬が原因のこともあるんですね。

ふく
ふく

そうなんだ。だからこそ、まずは毎日のお風呂と保湿を見直して、それでも良くならなければ皮膚科へ、という順番がいいね。

今日からできる乾燥肌対策|入浴・保湿・湿度・肌着

保湿剤を選ぶ前に、毎日の過ごし方を見直しましょう。公的な情報で共通しているのは、皮脂を落としすぎない入浴と、入浴後の保湿です。

① お風呂|熱いお湯・長湯・ゴシゴシ洗いを避ける

🛁 公的な情報にある入浴のポイント

  • 熱すぎるお湯と長風呂を避ける(健康長寿ネット)
  • お湯の温度は38〜41℃くらいのややぬるめにし、長湯は避ける(新潟県労働衛生医学協会)
  • 石けんは通常使えるが、ゴシゴシ洗いや、皮脂を取る力が強すぎる洗浄剤は避ける(健康長寿ネット)
  • たわしやナイロンタオルなど、こする刺激を避ける(健康長寿ネット)
  • 石けんを十分に泡立てて、皮膚をなでるように洗う(新潟県労働衛生医学協会)
  • 入浴は短時間に。1日に2回以上の入浴は避ける(日本医師会)

親が長年ナイロンタオルで体をこすっている場合は、「こすらない洗い方の方が肌にいいらしいよ」と、やわらかいタオルや手で洗う方法をすすめてみましょう。熱いお湯が好きな親も多いですが、熱い湯や長湯は冬の入浴事故の面からも気をつけたいポイントです。脱衣所の寒さ対策は親のヒートショック対策ガイドで紹介しています。

② 保湿|入浴後、皮膚が少し湿っているうちに

健康長寿ネットは、保湿剤は入浴後、皮膚が少し湿った時に塗ると効果的としています。新潟県労働衛生医学協会の資料では、入浴後はすぐにやわらかいタオルを押し当てるようにやさしく拭き、そのあと保湿剤を塗るよう案内しています。

日本医師会の資料も、かゆくなりそうな入浴後などに保湿剤を塗り、掻かないようにすることをすすめています。お風呂から上がったら、服を着る前にすね・背中・腕に塗る、と習慣にしておくとよいでしょう。背中は自分では塗りにくいので、帰省したときや家族がいるときに手伝うのもひとつです。

③ 部屋の湿度|暖房で乾燥しすぎない

日本医師会の資料は、暖房で湿度が下がることに注意し、加湿器などで湿度を保つことが大切としています。新潟県労働衛生医学協会の資料では、室内の目安を温度18〜23度、湿度40〜60%としています。湿度計を置いて、数字で確かめると分かりやすくなります。加湿器の選び方や湿度の保ち方は、高齢の親の乾燥対策ガイド|加湿器の選び方と湿度40〜60%の保ち方で詳しく紹介しています。

④ 肌着|ウールより木綿・ガーゼ

日本医師会の資料では、ウールの肌着などの刺激でかゆみが増すとし、ガーゼや木綿製品など、刺激のない滑らかな素材を選ぶようすすめています。健康長寿ネットも、衣類はチクチクせず刺激の少ないものがよいとしています。暖かさを重視してウールのセーターを着るなら、肌に直接ふれる肌着は木綿にする、という分け方も考えられます。

⑤ 寝るとき・食事|電気毛布、お酒や香辛料にも注意

日本医師会の資料は、電気毛布や電気シーツにも注意が必要としています。また、お酒や香辛料など刺激物のとり過ぎは体を温めてかゆみを悪化させるとしています。夜にかゆがる親は、寝具の暖めすぎがないかも見てみましょう。電気毛布の安全な使い方は高齢の親に電気毛布おすすめ5選で紹介しています。

⑥ 掻かない|掻き壊す前に保湿と受診

掻くと皮膚が傷つき、湿疹になることがあります(日本医師会・健康長寿ネット)。かゆいところは掻くより保湿剤を塗る習慣にし、それでも掻き壊してしまうときは皮膚科に相談しましょう。なお、爪の手入れについては今回確かめた公的な資料に具体的な記載がありませんでした。親が自分で爪を切りにくくなっている場合は、高齢の親の爪切り5選で道具や頼める範囲を紹介しています。

あんず
あんず

父は熱いお風呂が大好きで、ナイロンタオルでしっかりこするんです……。

ふく
ふく

いきなり全部変えるのは難しいから、まずは「タオルをやわらかいものに替える」「上がったらすぐ塗る」の2つから始めてみよう。

保湿剤の「区分」を知っておこう|医薬品・医薬部外品・スキンケア品

ドラッグストアの保湿剤は、パッケージの表示で大きく3つに分かれます。親に買うときは、まず区分を確かめると選びやすくなります。

区分 今回の商品 ポイント
第2類医薬品 ヒルマイルドクリーム(ヘパリン類似物質) 効能・効果に「乾皮症」。使ってはいけない人・部位があり、添付文書を読んで使う
第3類医薬品 ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム(尿素) 効能・効果に「老人の乾皮症」。傷・ひび割れ・炎症のある所には使わない
医薬部外品 キュレル クリーム/ローション 有効成分アラントイン。「肌荒れを防ぐ」毎日の保湿に
スキンケア品(区分の表示は確認できず) 2e クリーム、ニベアクリーム 毎日の保湿用。傷・はれもの・湿疹など異常のある所には使わない

※区分・成分・注意は、各メーカーの公式ページ、PMDA(医薬品医療機器総合機構)の添付文書情報などで確認したものです。

病院で出される塗り薬は、医師の判断で

健康長寿ネットは、乾燥肌が悪化して湿疹になった場合は、ステロイドの外用などの外用療法や、かゆみを止める飲み薬が必要になるとしています。こうした治療や、医療機関で処方される保湿剤・塗り薬は、医師が診察して出すものです。処方された薬は医師の指示どおりに使い、家族の薬を親に使う、親の薬を別の家族が使う、といったことは避けましょう。

市販薬を使うときも、持病で治療中の人や、薬でアレルギーを起こしたことがある人は、使う前に医師・薬剤師・登録販売者に相談するよう、添付文書に書かれています。飲んでいる薬が多い親は、かかりつけの薬局で相談してから選ぶと安心です。

高齢の親の保湿剤|選び方の5つのポイント

① 「乾皮症」に使える医薬品か、毎日の保湿用か

がさがさが強く、かゆみも出ているなら、効能・効果に「乾皮症」や「老人の乾皮症」と書かれた医薬品が候補です。予防や毎日の保湿が目的なら、医薬部外品やスキンケアクリームも使いやすい選択肢です。健康長寿ネットは、市販の保湿剤の中から使用感がよく、かさかさ感がとれるものを選ぶとよいとしています。

② 使ってはいけない人・部位を確かめる

ヘパリン類似物質の市販薬は、出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病など)の人は使わないと添付文書に書かれています。尿素のクリームは、引っかき傷などの傷口、ひび割れ、かさぶたのようにはがれた所、ただれ・赤くはれた所には使わないとされています。掻き壊した跡がある親には、この点が特に大事です。

③ 塗る場所に合わせて、クリームかローションか

すねやかかと、ひじなどがさがさが強い所にはクリーム、背中や腕など広い範囲にはのびのよいローションが塗りやすいことがあります。キュレルやヒルマイルドには、クリームのほかにローションもあります。

④ 毎日たっぷり使える量と価格か

保湿は毎日続けることが大切です。1回に少しだけ塗るより、気になる所に十分に塗れるよう、容量と価格も見ておきましょう。今回の中では、ニベアクリームの169g(大缶)やキュレルのクリーム90gは、たっぷり使いやすい容量です。

⑤ 親が「自分で塗れる」か

ふたの開けやすさ、チューブを押す力、においなど、親が自分で毎日使えるかも大切です。においが気になる親には、無香料と書かれたもの(キュレル ローション、2e クリーム)も選択肢です。

高齢の親の乾燥肌に|保湿剤おすすめ5選【2026年版】

メーカーの公式ページや添付文書で、区分・成分・使い方・注意を確かめた5つです。順位ではなく、「医薬品でしっかりケア」か「毎日の保湿」か、親の肌の状態に合わせて選べるよう特長ごとに紹介します。価格は2026年11月6日時点で、主に価格.comの検索結果に表示された最安値(税込)です。医薬品は、必ず添付文書を読んでから使ってください。

1. 健栄製薬 ヒルマイルドクリーム 60g【第2類医薬品】|ヘパリン類似物質で「乾皮症」に

健栄製薬の、ヘパリン類似物質を有効成分とする市販薬です。区分は第2類医薬品で、100g中にヘパリン類似物質0.3gを含みます。

効能・効果には、乾皮症のほか、手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ、しもやけ(ただれを除く)などが並びます。使い方は1日1〜数回、適量を患部にすりこむか、ガーゼなどにのばして貼ります。

注意したいのは、出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病など)の人は使えないこと、目や目のまわり、粘膜(口・鼻など)には使わないことです。湿潤やただれのひどい人は使う前に相談し、5〜6日使っても良くならないときは使用をやめて、外箱を持って医師・薬剤師・登録販売者に相談するよう書かれています。

同じヒルマイルドには、ローション(60g)やスプレー(100g)もあります。ほかのメーカーにも、同じヘパリン類似物質0.3%のクリームがあり、たとえばヒルメナイド油性クリーム(50g、第2類医薬品)はマツキヨココカラオンラインで1,427円(税込)と表示されていました。

区分 第2類医薬品
有効成分 ヘパリン類似物質 0.3g(100g中)
効能・効果(一部) 乾皮症、手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、手足のひび・あかぎれ
用法・用量 1日1〜数回、適量を患部にすりこむ(またはガーゼにのばして貼る)
使わない人・部位 出血性血液疾患の人/目・目の周囲・粘膜
内容量 60g(ローション60g・スプレー100gもあり)
価格 1,210円〜(価格.com、2026年11月6日時点)※クリエイトSDの通販では1,628円(税込)の表示

✅ メリット

  • 効能・効果に「乾皮症」がある医薬品
  • ローション・スプレーもあり、塗る場所で選べる
  • 60gで1,000円台と手に取りやすい

⚠️ デメリット・注意点

  • 出血性血液疾患の人は使えない
  • 治療中の人・アレルギー歴のある人は使う前に相談が必要
  • 5〜6日で良くならないときは使用をやめて相談

編集部の評価 ★★★★★ 4.5 / 5.0 乾燥とかさつきが強い冬に、まず候補にしたい医薬品

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

ふく
ふく

医薬品だから、親が持病で治療中なら、買う前に薬局で「この薬を使っても大丈夫ですか」と聞いてみよう。お薬手帳を持っていくと話が早いよ。

👍 こんな人におすすめ

  • すねや背中のかさかさが強い親
  • 冬だけしっかりケアしたい人
  • 医薬品の保湿剤を選びたい人

2. 興和 ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム【第3類医薬品】|かかと・ひじ・すねのがさがさに

興和の「ケラチナミンコーワ」シリーズの、尿素を20%配合したクリームです。区分は第3類医薬品で、効能・効果には「老人の乾皮症」、手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、さめ肌があります。メーカーは尿素を「もともと人間の皮膚に備わっている天然の保湿成分」と説明し、角質をやわらげる働きがあるとしています。

使い方は1日数回、適量を患部に塗る。お風呂上がりや寝る前のほか、気になったときにも使えるとされています。内容量は30g・60g・150gの3種類です。

注意点ははっきりしています。添付文書では、目のまわり・粘膜、引っかき傷などの傷口、ひび割れ(亀裂)、かさぶたのように皮膚がはがれている所、炎症部位(ただれ・赤くはれている所)には使わないとされています。塗ったあとにいたみ、熱感、ぴりぴり感などの刺激感や、発疹・発赤、かゆみが出たら、すぐに使用をやめて相談します。2週間使っても良くならないときも使用をやめて相談するよう書かれています。15歳未満は使えません。

同じシリーズに、尿素20%にかゆみ止め成分(ジフェンヒドラミン塩酸塩)などを加えた「乾燥かゆみクリーム20」(第3類医薬品、効能・効果「かゆみを伴う乾燥性皮膚(成人・老人の乾皮症)」)もあります。こちらの使用上の注意は今回確認できなかったため、買う場合は添付文書を必ず読んでください。

区分 第3類医薬品(15才以上)
有効成分 尿素 20.0g(100g中)
効能・効果 手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、老人の乾皮症、さめ肌
用法・用量 1日数回適量を患部に塗擦
使わない部位 目のまわり・粘膜、傷口・ひび割れ、かさぶた状の所、ただれ・赤くはれた所
内容量 30g/60g/150g
価格 60g:803円〜、30g:360円〜、150g:1,150円〜(価格.com、2026年11月6日時点)

✅ メリット

  • 効能・効果に「老人の乾皮症」がある
  • かかと・ひじなど、かたくがさがさした所に向く
  • 容量が3種類あり、150gでも1,000円台

⚠️ デメリット・注意点

  • 傷・ひび割れ・ただれのある所には使えない
  • 刺激感(ぴりぴり感など)が出ることがある
  • 顔に基礎化粧の目的で使わない

編集部の評価 ★★★★☆ 4.0 / 5.0 掻き壊しのない、かたい乾燥に。傷のある所は避けて

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

ふく
ふく

尿素のクリームは、掻き壊した所やひび割れには使えないんだ。塗る前に、すねやかかとに傷がないか一緒に見てあげるといいね。しみるようなら、すぐにやめて相談しよう。

👍 こんな人におすすめ

  • かかとやひじ、すねがかたくがさがさしている親
  • 傷や赤みのない乾燥肌の親
  • 大容量で手ごろな医薬品を探している人

3. 花王 キュレル クリーム 90g/ローション 220ml【医薬部外品】|毎日の全身保湿に

花王「キュレル」のからだ用保湿剤です。区分は医薬部外品で、有効成分はアラントイン(消炎剤)。「荒れ性に。肌荒れを防ぎます。」と表示されています。

クリーム(90g)は、潤い成分が角層の深部まで浸透し、なめらかに整えるとされています。ローション(220ml)は、潤い成分「セラミド機能成分」とユーカリエキスを配合し、弱酸性・無香料・無着色・アルコールフリー(エチルアルコール無添加)。どちらも顔にもからだにも使えるとされ、ローションは赤ちゃんの肌にも使えると案内されています。

すねや腕、背中など広い範囲に毎日塗るならローション、かかとやひじなど特に乾く所にはクリーム、と使い分けもできます。ほかに、のびのよいジェルローション(220ml)もあります。

注意として、傷、はれもの、湿疹など異常のある所には使わないこと、肌に合わないときは使用をやめて皮フ科医に相談することが表示されています。すでに湿疹になっている所は、保湿剤ではなく受診を考えましょう。

区分 医薬部外品
有効成分 アラントイン
表示されている効能 荒れ性に。肌荒れを防ぎます(消炎剤配合)
特長 セラミド機能成分(ローション)、弱酸性・無香料・無着色・アルコールフリー(ローション)
使える部位 顔・からだ
使わない所 傷、はれもの、湿疹など異常のある所
価格 クリーム90g:1,143円〜、ローション220ml:1,094円〜、ジェルローション220ml:1,031円〜(価格.com、2026年11月6日時点)

✅ メリット

  • 医薬部外品で、毎日の全身保湿に使いやすい
  • クリーム・ローション・ジェルローションから選べる
  • ローションは無香料・アルコールフリー

⚠️ デメリット・注意点

  • 医薬品ではないので、「乾皮症」の効能・効果はない
  • 湿疹など異常のある所には使えない
  • 花王の通販(My Kao Mall)では販売対象外の表示。ドラッグストアや通販サイトで買う

編集部の評価 ★★★★★ 4.5 / 5.0 お風呂上がりの全身保湿を習慣にしやすい

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

ふく
ふく

ローションはのびがいいから、背中に塗ってあげるときも楽だよ。お風呂上がりに脱衣所に置いておくと、塗り忘れにくくなるね。

👍 こんな人におすすめ

  • お風呂上がりに全身を保湿する習慣をつけたい親
  • においの少ない保湿剤を選びたい人
  • 顔とからだを1本で済ませたい人

4. 資生堂 2e(ドゥーエ)クリーム 30g|敏感な肌向け・顔や手にも少量ずつ

資生堂の「2e(ドゥーエ)」は、2000年に発売され、もともとは医療機関や薬局向けに販売されていたスキンケアブランドです(東邦ホールディングスの2019年7月の発表)。2019年からはドラッグストアでも扱われるようになりました。

クリームは乾燥・肌荒れしやすい肌向けの保湿クリームで、無香料・無着色・アルコール(エタノール)フリー・パラベンフリー・鉱物油フリー、弱酸性。パッチテスト・アレルギーテスト済みとされています(すべての人に刺激やアレルギーが起きないわけではありません)。成分はスクワラン、グリセリン、キシリトール、ホホバ種子油などです。2023年12月にリニューアルしています。

容量は30gと少なめで、価格は2,000円台後半〜3,300円の表示が中心です。全身にたっぷり使うより、顔や手など、刺激が気になる所に少しずつ使う位置づけが合っています。なお、今回は資生堂の公式ページを確認できず、製品情報は@cosmeの商品データと東邦ホールディングスの発表によります。区分(医薬部外品かどうか)や使用上の注意は、購入時にパッケージで確かめてください。

区分 確認できず(パッケージで確認)
内容量 30g
特長 無香料・無着色・アルコールフリー・パラベンフリー・鉱物油フリー・弱酸性、パッチテスト・アレルギーテスト済み
主な成分 スクワラン、グリセリン、キシリトール、ホホバ種子油など
使う部位 顔・からだ
価格 2,719円〜(価格.comの検索結果に表示された楽天市場の店舗、2026年11月6日時点)※3,300円の表示が多い

✅ メリット

  • 香料・着色料・アルコールなどを使っていない低刺激設計
  • パッチテスト・アレルギーテスト済み
  • 顔にも使えるクリーム

⚠️ デメリット・注意点

  • 30gで2,000円台後半〜と、全身に使うには割高
  • 区分・使用上の注意を公式ページで確認できなかった
  • 店によって価格差が大きい

編集部の評価 ★★★★☆ 3.5 / 5.0 顔や手など、刺激が気になる所に少量ずつ

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

ふく
ふく

全身はキュレルやニベアで、顔や手だけ2e、という組み合わせ方もあるよ。肌に合うかどうか心配なら、まず腕の内側など目立たない所で様子を見よう。

👍 こんな人におすすめ

  • 香料などの刺激が気になる親
  • 顔の乾燥も気になる親
  • 少量を丁寧に使いたい人

5. ニベア クリーム 青缶 169g|大容量で家族みんなの保湿に

青い缶でおなじみの「ニベアクリーム」です。メーカーは「健康でしっとりした素肌を保つスキンケアクリーム」と説明し、スクワラン・ホホバオイルを配合しています。顔にも身体にも、家族みんなで使えるとされ、洗顔・入浴後の使用が効果的と案内されています。

サイズは169g(大缶)、56g、50g(チューブ)があり、169gでも価格.comでは500円台からと、今回の中でいちばん手ごろです。すねや腕など広い範囲に、毎日惜しまず使いたいときに向いています。

一方で、医薬品や医薬部外品のような効能・効果の表示はなく、公式ページでは区分の表示も確認できませんでした。注意として「傷、はれもの、湿疹等異常のあるところには使わない」と書かれています。

区分 公式ページに表示なし(スキンケアクリーム)
特長 スクワラン・ホホバオイル配合
使える部位 顔・からだ(家族みんなで)
おすすめのタイミング お出かけ前や洗顔・入浴後(メーカー案内)
使わない所 傷、はれもの、湿疹など異常のある所
内容量 169g(大缶)/56g/50g(チューブ)
価格 169g:526円〜、56g:244円〜、チューブ50g:218円〜(価格.com、2026年11月6日時点)

✅ メリット

  • 大容量で、いちばん手ごろ
  • 顔にも体にも、家族みんなで使える
  • どこでも手に入りやすい定番品

⚠️ デメリット・注意点

  • 医薬品・医薬部外品のような効能・効果の表示はない
  • 効能・効果をうたう商品ではないため、症状があるときは医薬品や受診を検討
  • 湿疹など異常のある所には使えない

編集部の評価 ★★★★☆ 4.0 / 5.0 毎日たっぷり使う「予防の保湿」に

※価格・スペック・機能を比べた編集部の目安です(購入者の口コミではありません)。

ふく
ふく

大缶をお風呂場の近くに、小さい缶を親の手の届くテーブルに、と置き分けておくと、気づいたときにすぐ塗れるね。

👍 こんな人におすすめ

  • 保湿の習慣をまず手ごろに始めたい人
  • 夫婦や家族で一緒に使いたい親
  • すねや腕に毎日たっぷり塗りたい人

5商品の比較表|区分・成分・使えない所・価格

商品 区分 主な成分 使わない所・人(主なもの) 容量 価格の目安
ヒルマイルドクリーム 第2類医薬品 ヘパリン類似物質0.3% 出血性血液疾患の人、目・粘膜 60g 1,210円〜
ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム 第3類医薬品 尿素20% 傷口・ひび割れ・ただれ・目のまわり 30/60/150g 803円〜(60g)
キュレル クリーム/ローション 医薬部外品 アラントイン 傷・はれもの・湿疹など 90g/220ml 1,143円〜/1,094円〜
2e クリーム 確認できず スクワラン・グリセリンなど パッケージで確認 30g 2,719円〜
ニベアクリーム 青缶 表示なし スクワラン・ホホバオイル配合 傷・はれもの・湿疹など 169g 526円〜

※2026年11月6日時点、価格.comの検索結果などの表示(税込)。送料はショップにより違います。

迷ったときの選び方

  • すねや背中のかさかさが強く、かゆみもあるなら、乾皮症に使える医薬品のヒルマイルドクリーム(出血性血液疾患の人は使えません)
  • かかとやひじがかたくがさがさで、傷やひび割れがないならケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム
  • お風呂上がりの全身保湿を毎日続けたいならキュレル ローション/クリーム
  • 顔や手など刺激が気になる所には2e クリーム
  • 手ごろに、家族みんなでたっぷりならニベアクリーム 青缶169g
あんず
あんず

父には、すねにヒルマイルド、毎日のお風呂上がりはキュレルのローション、と分けてみようかな。

ふく
ふく

いい組み合わせだね。ただ、持病で治療中なら、医薬品は薬局で相談してからにしよう。掻き壊した所がある場合は、先に皮膚科で診てもらうのが安心だよ。

皮膚科に相談したい目安

保湿をしても良くならないかゆみは、自己判断で市販薬を使い続けず、皮膚科に相談しましょう。公的な情報や市販薬の添付文書から、相談の目安を整理しました。

⚠️ こんなときは皮膚科・医師に相談

  • かゆみが続く(日本医師会は、かゆみが続く場合は皮膚科の専門医を受診するよう呼びかけ)
  • 掻いて湿疹になった(健康長寿ネット:悪化して湿疹になった場合は、外用療法や内服療法が必要)
  • 皮膚に何もないのに全身がかゆい(日本皮膚科学会:腎臓・肝臓・胆道、糖尿病やホルモン異常、血液や内臓の悪性腫瘍、飲み薬が原因のことも)
  • ヘパリン類似物質の市販薬を5〜6日、尿素の市販薬を2週間使っても良くならない(各添付文書)
  • 塗ったあとに発疹・発赤、かゆみ、はれや、尿素クリームでいたみ・熱感・ぴりぴり感などが出た(すぐ使用をやめて相談)
  • ただれ・ジュクジュクしている、傷になっている(保湿剤を塗らずに受診を考える)

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでは、原因になっている病気があればその治療が必要で、肌が乾燥していることも多いので保湿薬をしっかり塗ることも大切としています。受診するときは、お薬手帳と、使っている保湿剤や市販薬を持っていくと、医師に伝えやすくなります。

親が一人で受診するのが難しい場合や、通院の付き添いが必要な場合は、介護保険外サービス(自費)で通院付き添いを頼む方法もあります。

帰省したときに確かめたいこと

📝 親の乾燥肌チェック8項目

  • すねや背中に白い粉をふいたような乾燥や、掻き傷がないか
  • お風呂のお湯が熱すぎないか、長湯になっていないか
  • ナイロンタオルやたわしでゴシゴシ洗っていないか
  • お風呂上がりにすぐ塗れる場所に保湿剤が置いてあるか
  • 部屋の湿度が下がりすぎていないか(湿度計があると分かりやすい)
  • 肌に直接ふれる肌着がウールなどチクチクする素材になっていないか
  • 電気毛布や電気シーツで暖めすぎていないか
  • 使っている市販薬・処方薬がお薬手帳で分かるか(治療中なら薬局で相談)

親によっては、「かゆいのは年のせい」「薬を塗るほどではない」と、ケアを面倒がることもあります。そんなときは、「お風呂上がりに塗ると楽になるらしいよ」と、毎日の流れに組み込む提案をしてみましょう。背中など手が届きにくい所は、帰省したときに塗ってあげるのもよいきっかけになります。

あんず
あんず

帰省したら、お風呂場のタオルと、部屋の湿度を見てみます。

ふく
ふく

それがいいね。お湯の温度やタオルを見直すのは、公的な情報でもすすめられている大事な一歩だよ。

よくある質問

市販の保湿剤と、病院で出される薬は何が違いますか?

市販品には、第2類・第3類医薬品、医薬部外品、スキンケア品(化粧品など)があり、区分によって効能・効果の表示や使用上の注意が違います。病院で出される保湿剤や塗り薬は、医師が診察して処方するものです。湿疹になった場合はステロイドの外用などが必要になることがあるため(健康長寿ネット)、湿疹やかゆみが続くときは皮膚科を受診しましょう。

保湿剤はいつ塗るのがいいですか?

健康長寿ネットは、入浴後、皮膚が少し湿った時に塗ると効果的としています。入浴後はやわらかいタオルを押し当てるように拭き、そのあと保湿剤を塗りましょう。日本医師会の資料も、かゆくなりそうな入浴後などに保湿剤を塗ることをすすめています。

お風呂のお湯は何度くらいがいいですか?

新潟県労働衛生医学協会の資料では、38〜41℃くらいのややぬるめにし、長湯は避けるよう案内しています。健康長寿ネットも、熱すぎるお湯と長風呂を避けるとしています。

尿素のクリームを塗ったらしみると言います。

ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリームの添付文書では、傷口、ひび割れ、かさぶたのようにはがれた所、ただれや赤くはれた所には使わないとされています。いたみ・熱感・ぴりぴり感などの刺激感が出たときは、すぐに使用をやめて、医師・薬剤師・登録販売者に相談してください。

部屋の湿度はどのくらいにすればいいですか?

新潟県労働衛生医学協会の資料では、室内は温度18〜23度、湿度40〜60%を目安としています。日本医師会の資料も、暖房で湿度が下がることに注意し、加湿器などで湿度を保つことが大切としています。

皮膚に何もできていないのに、全身がかゆいと言います。

日本皮膚科学会は、皮膚に何もないのにかゆい「皮膚そう痒症」は、乾燥のほか、腎臓・肝臓・胆道の病気、糖尿病やホルモン異常、血液や内臓の悪性腫瘍、飲んでいる薬が原因になることがあるとしています。保湿をしても続くときは、お薬手帳を持って受診しましょう。

あんず
あんず

お風呂のお湯を少しぬるめにして、タオルをやわらかいものに替えて、上がったらすぐ保湿。まずはこの3つを父と始めてみます。

ふく
ふく

いい順番だね。それでもかゆみが続いたり、掻き壊したりしたら、早めに皮膚科へ。冬の肌をいたわって、親に快適に過ごしてもらおう。

まとめ|「こすらない入浴」と「入浴後の保湿」で冬のかゆみを防ぐ

高齢の人の冬のかゆみで多いのは、皮脂や汗が減って皮膚が乾燥する老人性乾皮症です。すねや背中に出やすく、掻くと皮脂欠乏性湿疹につながることがあります。

対策の基本は、熱すぎるお湯・長風呂・ナイロンタオルのゴシゴシ洗いを避けること、入浴後、皮膚が少し湿っているうちに保湿すること、部屋の湿度を保つこと、木綿など刺激の少ない肌着を選ぶことです。

保湿剤は、乾燥とかさつきが強いならヘパリン類似物質のヒルマイルドクリーム(第2類医薬品)、かかとやひじのがさがさにはケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム(第3類医薬品、傷のある所には使わない)、毎日の全身保湿にはキュレルやニベアクリーム、顔や手には2e クリームが候補です。医薬品は添付文書を読み、治療中の親は薬局で相談してから使いましょう。

かゆみが続く、湿疹になった、市販薬で良くならないときは、皮膚科に相談してください。

この記事を書いた人|親あんしんナビ編集部(運営: Miyabi)
日本在住の運営者Miyabiと編集部が、公的機関・メーカー公式情報・各ECサイトのレビュー・専門メディアの公開情報を調査して執筆しています。介護・医療・法律の専門的助言ではありません。 コンテンツ制作ポリシー

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